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旭川:ライナーネットワーク創刊25周年記念で「岸井成格さんの講演会」-1 [北の街]

新政権発足して6ヶ月目になる、3月16日(火)の午後4時から、旭川一円に配布されているフリーペーパー「ライナーネットワーク」が、創刊25周年を記念し、毎日新聞社編集局特別編集員・岸井成格(きしい・しげただ)さんを招き「鳩山内閣と政局の行方」をテーマに講演会を開催した。

国民の期待を裏切り、すっかり信頼を失った民主党政権。どんな話しが聞けるかと会場に向かった。当日は、久しぶりに10度を上回る暖かさ。会員(ライナー法人)・一般合わせ800名もの出席者で、空席なしの満員。その熱気はすごく、マイクを握った岸井さんも「こんなに来てくださっているとは思わなかった、少々緊張しています」と第一声。

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岸井さんの話を大きく分けると、前半は「自民党の崩壊から民主党政権樹立までの流れ」と、その勝利をもたらした「小選挙区制」について、後半は「これからの世界や日本」についてだった。

前半については、テレビの「サンデーモーにグ」などで聞くコメントとそう変わらない。「今のばらばらの自民党がそのまま残ることはないだろうし、分裂に目は行く。もし自民党が再生するにしても、4年から8年はかかるだろう」。

民主党について、昨年の総選挙で民主党が政権を樹立したことは、歴史的にも経験のない政変で、革命だった。憲政120年(注:帝国議会発足は1890年・明治23年)前に遡っても、総選挙で野党が勝ったのは初めてだ。

その民主党を勝利させたのは、連合と反創価学会の宗教団体が一団となって支持したのが大きかった。また「若者と女性が動けば選挙は大きく変わる」と、小選挙区制の怖さを認識させた。

昨年の「第45回総選挙」では、1%の差が大きく明暗を分けた(ウィキペディア参考)。政権党(民主・社会民主党・国民新党・新党日本)は、小選挙区50.7%:比例区(新党大地を含んで)は49.8%で320議席。

それに対し野党はと言うと、自民党・公明党・改革クで39.9%:38.3%、日本共産党4.2%:5.2%、みんなの党0.9%:3.0%、無所属・諸派4.3%:0.0%、野党を合計すると49.3%:50.3%で160議席。得票率は僅差でも議席数では民主党側の圧勝だった。つまり今回の選挙は「小泉郵政選挙」の間逆になった。こういう「日本型の二大政党制」を世界は注目している。

また、小沢幹事長についても触れていた。幹事長室に一極集中している以上「独裁体制」といわれてもしょうがない。政党が新しくなったなら、それまでに下りていた「政党助成金の残金」は、国に返すべきだ。一連の金の問題についても、きちんと国会で説明すべきで、その責任は果たしていない。

次回に続く
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